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大阪北部地震 住家被害認定調査 第2次調査のため茨木市に行って参りました

先日、大阪北部地震に係る住家被害認定調査の第2次調査のため、茨木市へ行って参りました。

平成30年6月18日に大阪府北部を震源として発生したこの地震は、大阪市北区や高槻市、枚方市、茨木市、箕面市で震度6弱と観測され、人的被害や住家被害が多数確認されています。

私にも何かできることはないかと思っていたところ、不動産鑑定士協会の方から、認定調査のための調査員を募集していると連絡があり、さっそく研修を受け、調査に行って参りました。

 

住家被害認定調査は、第1次調査と第2次調査があり、1次調査では主に外観からの調査になります。2次調査では、1次調査では判定できなかった内部の調査も行います。

この認定調査をもとに、被災された方の罹災証明書を発行することになります。

したがって、被災された方の今後に深くかかわる調査になりますので、慎重にかつ迅速に行うことが大切です。

 

今年のこの酷暑の炎天下での調査は、かなりの重労働になりますが、茨木市役所の職員の方々はもとより、大阪府下の他の市町村からの職員の方々や、不動産鑑定士のほか、他の士業の方々も一丸となって、この震災被害に日夜対応しています。

私も今回参加させていただいて、本当に大変な作業だと感じました。

 

私は、今回はマンションの第2次調査に向かいました。

マンションでは各戸の被害については内部を確認してみないと判定できないため、住民の方と連絡をとり、それぞれの被害状況について調査を行いました。

マンション全体としては、それほど被害は大きくないものの、上層階からの水漏れで下層階の居室に被害が発生したケースでした。

住民の方とお話をしていると、本当に大変そうで、心が痛みました。

何とか少しでもお力になれるよう、しっかりと調査をさせていただきました。

 

 

調査では自転車で各住戸を回るのですが、日中は38度を超える暑さの中での作業でしたので、とにかく熱中症にだけは気をつけて、こまめに水分を補給しながら何とか作業を終えました。

この暑さの中、被災された方々は本当に大変な思いをされていると思います。

 

私は今後も不動産鑑定士として、少しでもお役に立てることがあれば、率先して参加させていただこうと思います。

今回の調査で感じたことは、やはり被災された方のお気持ちに寄り添うことが一番大切なことだと思いました。住民の方と接していると、皆さんどうしたらいいのかわからない。という不安が一番大きいように感じました。

 

調査の際に冷たいお茶をふるまってくださった住民の方、炎天下で立面図を率先して作図してくださった職員の方、写真撮影のためマンションの周りを走り回っていた職員の方、要領よくテキパキと指示を出してくださった職員の方、そして連日重い荷物を持って真っ黒に日焼けしながら自転車で調査に回っている茨木市の職員の方、本当にありがとうございました。

被災された皆さんが一日でも早く日常を取り戻せるように、お祈りしています。

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